人の名前を間違える事はよくあること。
でもやはりそれはとても失礼に当たる事だと思い。

松坂大輔(Daisuke Matsuzaka)という野球選手が、日本のプロ野球からアメリカのMLBに移籍した際。

現地のアナウンサー?球団広報?の方が記者会見の席上で、彼の事を

ダイスケ(ケと言うよりキに近いイントネーション)、

マツザーキ!!!

と紹介した瞬間

「下郎!『マツザキ』じゃねーよ、『マツザカ』だよ、馬鹿野郎!
日本人で『マツザーキ』と言えば『シゲル』と相場が決まってんだよっ!」

と激昂した俺であるが。

例えば『中島さん』という方の読み方が『ナカシマさん』だとしたら、それを知った時点で次からは思い込み抜きに『ナカシマさん』と呼ぶ事が当たり前だし、昔の後輩『菅原君』は『スガハラ君』だったので、認識から当然『スガワラ君』が消える事になる、というか、する。

という俺であるが。

『きゃりーぱみゅぱみゅ』と方がいらっしゃる。

確か正式な名前は、かなり長いのでしょ?
略して『きゃりーぱみゅぱみゅ』なんすよね?

そこで、だ。

俺はこの方の名前が『きゃりーぱみゅぱみゅ』であるという事を知っているし、理解している。

だけれども、

人との会話の際にこの名前を正確に発音する「行為」が、

途轍もなく、死ぬほど面倒臭い、気遣いたくない。

なので大変申し訳ない、俺はジジイなので、ここは敢えて無理をせず、

『きゃりーぱんぱん』

とか

『きゃりーぴゃんぴゃん』

といった、自分にとって言いやすい発音で表現する事を、どうかお許し願いたい。

だってさ、現在の俺が普段の会話を共にする方々の中で、きゃりーぱみゅぱみゅを知らない人はいないと思われるので、そこは好意に縋りたいというか。
っつーか解るだろ?きゃりーぱんぱんとかきゃりーぴゃんぴゃんと言った所で、それが誰の事を指しているかくらいは。

といった、開き直りの精神。

名前を間違える事は無礼と常々から心掛けている俺であるが。

これこそが世間から「老害」と表される第一歩である事は重々自覚している。
ただし、その呼び名に対して、侮蔑や嘲りの意味は欠片も無い事、これは確実なのだよ。

もっとも、俺が恐れているのは、その呼びやすい呼び名できゃりーぱみゅぱみゅさんを呼んでいるつもりが、ウッカリ御本人ソックリのパロディネームとしてAV女優さんとかが存在していたとしたら。

申し訳ない、俺はそっちの世界は疎いのだ。
なのでその際は、是非ともご指摘頂きたく思うのである。
その姿勢こそ、ホラ、まさしく老害←

そして話しを蒸し返すようで大変申し訳ないが、欧米の方は「k」の発音が日本人とは感覚が違うだろうという事も存じている。
なのでマツザカがマツザキになってしまうんだろう。
その証拠に、ネイティブさんの誰一人として

カラオケ

と発声していない。

それに対して「スカしているよな、アイツら。『c』でもないのにキャラオケとか言ってさ」と言った、ブラジル在住が長い、俺の知り合いの一言も、俺と似た感覚の持ち主が故なんだ、と思う。