さあ、不明瞭な采配で今日も惨めに負けたカープでございますが。

仲間内で試合後に呑んでいたんだよ。
今日はその地区ではお祭りがあったらしく、店の前も賑やか。

んで、神輿を担いで一息入れた祭りの人達が店になだれ込んできてね。
カープのユニを着ている俺達に声を掛けてくるの。

「私、阪神ファンなんですけれど、巨人と阪神ならどちらが嫌いですか?!」

何それ?阪神ファンと言えば免罪符にでもなると思ってんの?

ゴメン、俺は野球に対して空気を読むチカラを持っていない上に、カープが負けて正直気分悪ィ。

当然ながら

「どっちも嫌いじゃ」

と、俺が一言。

そのあとのその方達が、何やら色々とフォローを入れるんだ、必死に「私達も野球好きなんで声を掛けさせて貰ったんだ」とか。
でも、俺が態度に出ていたんだろうね、

「そちらのお兄さんの機嫌が悪そうだから、この辺りで・・・」

と、その祭り連中は帰って行ったけれど。

うん、本当に鬱陶しかったから丁度良かった。

そんな俺を見て、仲間内が

「コイツ、本当タチ悪い!」

と、笑いながら持て囃してくれました。
その席の誰もが思っていた事だと思うんだけれど、俺は感情がそのまま出てしまって。
そう、俺は、野球ファンの気持ちなぞ空気を読まないけれど、カープの前ではいつだって正直よ。
ヘラヘラして近寄ってくる奴らと無意味に和気藹々なんかなりたくもないのです。
今日の試合後なら尚更。

よく年齢を取ると頑固になると言うじゃないですか。
それはそれで当たりだと思うんですよ、今日の事は俺が年齢をとってしまっているから

「その程度で」収まっただけ

のことで。

お会計を済ませた後、その店の店員さん、ずっと俺達の会話を聞いていた店員さんが俺に掛けた一言が

「なんで貴方がカープにいないんですか?」

ありがとう、こんな年寄りの戯言を気に掛けてくれて。

口だけの奴でスンマセン、本当ですよね、俺がカープの監督でも無いのに。

祭りの神輿の担ぎ手。

「粋」であってください、そして「粋」の言葉の意味をよく知ってください、格好だけならガキでも猿でも出来ます。

それは「政事(まつりごと)」を愛する俺からの、全国の担ぎ手にお願いしたいです、格好なんかどうでもイイから、本質を

本質を。